事業計画をつくるとき。
はたまた、事業の先行きについて考えるとき。
まず問われるのは、「ターゲットは?」「ペルソナは?」ということです。
ナムフォトは、この「ターゲット」や「ペルソナ」を決めきれずにここまで歩いてきました。
決めきれない・・・とほほ・・・。
そんな中でも!
「人生の節目に立っている人」
「自分らしさを掴みとり、表現したい人」など、
キーワードはいくつかあったのです。
そして、
「ナムフォトをなぜ、始めたのか?」という「WHY?」の部分はあつくるしいほど確固たるものがあるので、「ぜったいに、伝える。広める。」という変な鼻息のあらさも十分でした。
さて、「ナムフォトを始めたきっかけ」「ワークショップ参加者の反応や、感想」などを伝えると、かなりの確率で
「なるほど。それだったら、◎◎をターゲットにするのも良さそう」などと、嬉しいご意見をいただきます。
◎◎は、「癌患者」や「終活に興味のある高齢者」だったり、「地方自治体」であったり、「子育て中のお母さん」「起業家」だったり、「患者を支える家族」だったり、様々です。
その方自身の、経験や課題意識などが反映されて、最適だと思われるターゲットや、アイデアなどを伝えてくれます。
それを聞いて、私はいつも「・・・そうなんだよなぁ」と思います。
というのも、ナムフォトが掲げるキーワード、
生きていたら、みんな人生の節目を迎えるし、
生きていたら、みんな一度くらいは「私らしさってなんだろう?」って、ふと考えたり、しますよ、ね?
なんと、すべての人に当てはまってしまうんです!(あら、びっくり)
「みんなに当てはまる」だと、事業は進まないから、「だからペルソナを!!!」と、何度もこのループを繰り返しながら、ご縁をいただいたコラボレーション先に合わせてワークを作ったり、たまたまご応募のあった方のメッセージから、ナムフォトの存在価値を紐解いてみたり。
「仮に、こうしてみよう。」という「仮ペルソナ」を立てては企画書を書き、推敲する時間を過ごしていました。
まぁ、そんなこんなで2年が過ぎ。
今年の5月にナムフォトの2周年を迎え、
知り合いの数人に声をかけて、小さく「これからのナムフォトを考える会」を開催いたしました。
ナムフォト2周年にて、「人生棚卸しワーク」をお試し中のみなさま。
私が、ナムフォトを始めたときのキッカケ(主に、乳がんのことですね)その時に、写真に救われたたことなどを話すと、「それ、面白そうだからやってみたい!」との声が上がったのでした。
「それ」というのが、現在の「アイのポスト」の前身になるフォーマットで、
一日一枚、自分にとって愛を感じる瞬間、嬉しかったこと、お気に入りのものなど、ポジティブなものを見つけ出し、写真に撮り、Instagramにアップするということでした。
「あ、やる?あ、そう?じゃあ、やってみようか。」という感じで、6名でFacebookのメッセンジャーグループを立ち上げてのスタート。(アイのポスト 0期と名付けています)
実際にやってみると、見えてくること、分かることがあり。
その後も、2週間毎に募集を行い、ぼちぼちと続けております。
その度に、回を重ねるごとに、発見できることがあり。
参加してくださるみなさんは、
男性や女性や。
子育て中の人、お子さんから手が離れた人、独身の人、
若めの方や、私よりも年上の方など。
会社勤めの方、フリーランスの方、専業主婦の方。
つまり、色々ですね 笑
ペルソナは、バラバラ!
私の片手間運営のため、至らない部分は多く、
かなり緩く開催させてもらってるのですが、その中で
色々な方の、フィードバックをいただきながら、
「こういう機能があるといいな」
「こういう質問がくるんだ」
「ここは自動化したい」
などと、どんどん知見が溜まっていきます。
参加者の方にはご不便、ご面倒をおかけすることもあるのですが、ただ、みなさんの反応は、好評!です。
興味を持っていただき、Impact HUB TOKYOでは、起業家コミュニティの中でアイのポストをお試し中!
こちらは、8/23に開催した「アイのポスト Meet UP」の様子です。試しに、最近イチオシの写真をスライドしながら、お互いの自己紹介をしてみたら、盛り上がりましたー!
さらに、コラボのお話がたくさん形になってきてて、
9/29には、「幸ハウス」とコラボ(癌患者と、その関係者のコミュニティ)
9/30には、「エンカレッジ」とコラボ(うつ病患者を支えるご家族や周りの方のコミュニティ)
の予定です!
さて、写真をシェアしあう仕組みの中で、写真を撮り、ふり返ることで、
自分自身で気づけることや、得られるものがある。
気づきが何かは、人それぞれで、それもまた面白いなぁと思いますが、
ただ、どうやら、何かしらが得られる!それは、確かなようです。
そしてですね。第7期が明日から始まろうとしている今ですね、
再び、「ペルソナは?」という問いに向き合ったときに、
「ひょっとして、わたし?」ということに思い当たりました!!!
電球マークが、ピコンと灯るやつです。(昭和)
なんだー。そうかー。私ね、
私はですね、
・36歳、独身、女性(愛をあきらめてない)
・生まれた家族とは、つかず離れず(子供時代に家庭内での葛藤多。ただし、大人になって関係が改善)
・美大出身(自分の思ったこと、感じたこと、経験を表現やプロジェクト、仕事に変えて生きていきたい)
・引っ越し、転職経験多数(日々の発見や変化を追い求める。閉じられたコミュニティや、固定化した関係性、ひとところにじっとしているのは苦手で、動いていた方がペースが出る)
・乳がんを経験(ふかーく、ふかーく、「生きるってなんぞや?」という問いに向き合ったことがある。傷ついたこともある。乗り越えたこともある。弱さも、強さも、闇も光もある。)
・起業家、写真家(不安定な環境を、仕事にしている。自分らしさを、仕事にしている。責任は、自分)
・知り合い多い、友達は少ない(人は好きで、集まりは楽しく参加。ひとりの時間も大切。気を使わず会える人は少ない。忙しいというのもある。)
・SNSに苦手意識がある(表現すること、その素晴らしさは知っているし、SNSの恩恵も感じているが、ストック型のコミュニティや、見え過ぎること、多過ぎることなど、「めんどうくさい」「わずらわしい」「うるさい」とネガティブな感情を抱くことも多い)
・勝ち負けに、非常に興味がない(競争からは、まず、降りる。勝ち負けの世界で得られるものは、人が幸せになることとは程遠いという信念がある)
・目に見える世界と、見えない世界の両方を信じている(目に見えるものは、あるし。見えないものも、あるものは、あるだろう。)
とりあえず、こんな感じとなりました。
( )の部分で重なるところの多い方は、きっと、「アイのポスト」楽しめると思いますよ!
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9/10より第7期スタート。あと1名、絶賛大募集中!!!・・・そんな「アイのポスト 第7期」への詳細・ご応募はこちらから。
One thought on “起業3年目でやっと気づいた(前編):「ペルソナは、わたし!?」”