9/30 sun. うつ病患者の家族向けコミュニティサイト「エンカレッジ」とナムフォトがコラボして、うつ病患者のご家族や、身近な立場で支えている方向けに、ワークショップ「アイのポスト」を実施いたします。
うつ病患者の家族向けコミュニティサイト「エンカレッジ」では、日々会員様による投稿があります。「相手がどういう状況であっても、自分の人生や暮らしを大切にすること」が難しく、悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
「写真」というツールを使って「自分の人生や暮らしを大切にする」「それが、患者さんにも良い影響を及ぼす」という感覚を思い出してもらえるようなプログラム「アイのポスト」を実施することになりました。
お写真が好きな方も、そうでない方も、ご安心を。ぜひふるってご参加ください。
「アイのポスト」とは?
■企画の成り立ち
ナムフォトの楢侑子が、乳がんになったときにスタート。「生きていることは当たり前ではないんだ。日常の中の嬉しい記憶を、足跡がわりに残していこう」と、1日一枚、写真をインスタグラムにアップすることに。ハレの日も、ケの日も、入院中も、同じように一枚ずつ写真をアップすることで、日々の中で喜びや、自分にとって大切な瞬間を見つける力がアップ。術後3年以上経った今も続けており、写真たちに日々元気をもらっています。
今回、「エンカレッジ」に集うみなさま(うつ病患者を支えるご家族のみなさま)を対象に、「アイのポスト」を開催いたします。
■これまでの参加者の声
・なんだか周りがドタバタな中、開始前日に滑り込みで申し込んだ2回目のアイのポスト。気持ちの浮き沈みも激しいタイミングで、うっかりすると、自分には何もないんじゃないか…と考えてしまうこの時期、毎日一枚写真をとれば、いやいや何もないことはない、というかある、めっちゃある、という切り替えになって良かったね。まるでセイフティネットのように、直感的にアイのポストに申し込んだあなたは偉い!笑
・2週間前までは 心の中にぽっかり穴があいて埋められれずにいました。日常に物足りなさを感じていました。1日1枚の写真を撮る事で 日常の生活に追われ 忘れかけていた 当たり前の幸せをもう一度感じ直し 自分の心の内を見直す事ができました。特別なことなんてなくていい 当たり前の日常が 一番シアワセだったのね。
この2週間 心がほっこり温かかくなりました。また皆さまの それぞれ ステキな写真を 見ることで シアワセのおすそ分けしていただき さらに 楽しく 温かい気持ちになりました。
・率直に自分に向き合えて良かったです。
バリアがあったり、ネガティブな感情や痛みも、自分の中にあるものなんて、本当はそんなに悪くないかも、、、と思えました。
・初めて会った人同士で、こんなに打ち解けられるなんて思ってなかったので、楽しかった。
・今年に入って、自分と向き合う機会を与えられることが多くなった。
その中で、自分がずっと周りを意識して、他者の人生を生きていることに気が付いた。そんな生き方をもうやめて、「自分らしく生きたい!!」と思ったものの、”自分らしさ”も”自分の人生”もよく分からない。…モヤモヤする中で、ナムフォトをすすめていただいた。
他者の考えや人生に触れることがすごく楽しかった!!
似たところを発見できたり、それなのに、違う結果になっていたり。
お話を聴きながら、自分がアウトプットが苦手なことを再認識した。貴重な時間でした。
これまでの参加者のお写真はこちらから見れます。
■具体的な内容
① 9/30 に写真教室を開催します。日常の中で写真を撮るコツ、写真をとおして自分にとっての宝物を見つけるコツなどをお話しながら、10/9(新月)よりスタートするオンライン・フォトセッションの説明、グループの設定などを行います。(Facebookのメッセンジャーグループを利用)
② 10/9よりセッションのスタート。オンライングループの中で、2週間の間、1日一枚、自分にとって「愛だな」「嬉しいな」「楽しいな」と感じた写真をコメントと一緒に投稿(投稿できない日があっても構いません。)
③ 2週間後にふり返りをしながら、自分に対して、そして同じグループだった人たちへふり返りのお手紙を書きます。書ける範囲で大丈夫です。
④ 「この写真を、みんなにシェアしたい」というものを選び、納品していただきます。一枚も納品できない場合は、それでも構いません。
⑤納品いただいたお写真は、「アイのポスト」のインスタグラムでアップします。
*9/30のご参加が難しい方は、オンラインセッションだけのご参加も大歓迎です。
■9/30のプログラム内容
① はじめに
② 日常の中で宝物を見つけるコツや、写真の撮り方のレッスン
③ トークタイム(感想などをゆっくりとシェア)
期間中、いつもより自分の日常に対する眼差しや、愛おしさが深まり、これまでの参加者からは「安心して投稿できる場所、とってもありがたかったです。」「いつもなら、わざわざ写真におさめることのない瞬間を切り取って残しておくってステキな作業だなって思いました。」といった意見などが寄せられています。
■期待される効果
- 「1日一枚ポストする」というルールがあることで、日常の中で「写真に撮りたくなるもの」「嬉しいこと」「楽しいこと」を見つけ出そうとするきっかけになる
- 自分が感じていること、考えていることを日常の中で把握するきっかけになる
- 少人数の中で、自分の本当の気持ちを気軽に表現することができる
- 他の人のポストから様々な幸せの形を見つけることができる
- 心の友だち(コミュニケーションはなくとも、支え合う同士のような存在)ができる
■対象者
・うつ病患者さんのご家族や恋人など、身近に接している方
■ご参加条件
・ スマホ、タブレットなどを持っていて、インターネットができる
・ スマホ、タブレットなどを持っていて、写真が撮れる
・ Facebookのアカウントを持っているか、アカウントをこれから作ってもよい(作り方や使い方はレクチャーします)
■日時や場所
・ 日時: 9/30(日) 13:30〜16:00
・ オンライン・フォトセッション:10/9(火)〜25(木) *Facebookのメッセンジャーグループで行います
・ ふり返り:10/26(金)以降 オンライン上にて *具体的な方法などは、またご案内します
■概要
・場所:新宿区早稲田町72(もとは、印刷工場だった小屋をリノベーションした、ワークショップスペース。東京メトロ東西線3a
・参加費:500円(会場費として)
・定員:10名 残5名
*申し込み締め切り:9/29(土)に延長しました。
*ご参加の際は、プライバシーが守られるよう、十分に配慮させていただきます。
■主催者のご紹介
林 晋吾(はやししんご)株式会社ベータトリップ 代表取締役
2010年にパニック障害を発症。その後うつ病を併発し、再発を繰り返す。
2015年12月株式会社ベータトリップを設立し、2017年9月うつ病患者のご家族向けコミュニティサイトencourageの運営を開始。
楢 侑子(ならゆうこ) 株式会社ナムフォト 代表取締役・写真家・NPO法人ハウス理事
多摩美術大学にて、写真、映画、演劇を専攻。在学中よりカメラマンの仕事をスタートさせたのち、編集や、地域活性化のプロジェクトなどを行うように。32歳のときに乳がんが見つかり、「死」を意識したり、「なんで癌になったんだろう」と考えるうちに「ナムフォト」の構想が生まれ、2016年ナムフォト設立。「写真の力で、アイが巡るセカイをつくろう。」というコンセプトで、写真教室や撮影を行っている。
■お申し込み・問い合わせ
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