先日、女優の結城真央さんのポートレートを撮影させていただいた時に、
「何を着て撮影するか?」
という命題について、あれこれ打ち合わせさせていただいた内容が、
一般の方にも当てはまりそうなので、ご紹介します。
所属事務所からは、
「できたら白っぽい服と、黒っぽい服の2種類。さらに、スカートスタイルとパンツスタイルの2種類」
とのオーダーがあったということで。
「なるほどー。」
と感じました。
人には、色々な魅力があり。服は、その魅力を引き出すのを助けてくれます。
白い服を着れば、清潔感あふれる爽やかで明るく、柔らかい印象が生まれるし、
黒い服を着れば、ちょっとセクシーだったり、強い印象や、アンニュイだったり、影の部分や大人な魅力を表現することができる。
スカートスタイルでは、女性らしいフェミニンな印象が残るし、
パンツスタイルでは、元気で活動的な印象になる。(単純に、体の形を知ってもらうこともできる)
色々な役を演じる「女優」さんにとって、
「色々な顔がありますよ」と、ポートフォリオに載せるのはとても大切なことだと思いました。
色々な表情を持ってる人は、素敵ですし!
一般の方がプロフィール写真を用意する場合、わざわざ衣装を変えて2パターン撮影する必要はないですし、
撮影は、撮られる側もかなりの集中力が必要なので、あれこれお着替えすることはオススメしておりません。
ですが、「撮影しているときに着ているもの」で、かなり人の印象は変わりますので、
白か、黒か(明るい色味か、ダークな色味か)という視点で、事前に、よくよく考えてみることは、とてもオススメします!
もちろん、真っ白や真っ黒でもよい。(かなりイメージが強くなるけど)
「色」で考えるのもいいし、綿・シルク・化繊などの素材感も含めて洋服の持っている「トーン」が自分らしいといいです。
どれくらい、カジュアルとドレスを混ぜるか。
どれくらい、フェミニンとマニッシュを混ぜるか。
どれくらい、クラシックとモードを混ぜるか。
どれくらい、身体のラインを見せるか。
どれくらい、肌を見せるか。 ・・・etc
写真は、人生の、限りなく0に近い「点」を切り取って、それを「自分の代表」として扱う行為ですので、服は、まじで、よくよく考えたほうがいいです。
・・・ナムフォトのフォトグラファー、楢が今現在プロフィール画像に使ってる写真は、去年の9月に撮影してもらったものですが、最初上着を着てたんだけど、日差しが暑い日で、汗が止まらず、タンクトップになってしまいまして。。
冬にこれ見ると、ちょっと寒々しいから、次は長袖で撮りたいと思う次第でございます。。。
「肌がどれだけ見えてるか」「服の素材」も重要だから、みなさん気をつけてね。
厚手ニットや、タートルネックも、注意が必要かなって思います。
タートルネックキャラの人や、首が長い方にはお勧めします。
首が短いと感じる方(特に女性)は、鎖骨を出しましょう。
男性が首元広めのお洋服を着ると、セクシーになりすぎるかも。
鏡の前で、「バストアップの構図」で自身の印象がどう変わるかチェックしてみてね!
笑顔とか、誠実そうとか、セクシー系とか、アンニュイな表情とか、
その辺の引き出しは、ポートレート撮影大好きな、ナムフォト・フォトグラファーにお任せください!
ファインダーから、人の揺れ動く感情や、タマシイ的なものに近づけるのは、本当に楽しいです◎
ありがとうございます。