みなさん、映画を家でみるとき、どうされているでしょうか?
私は自転車でのんびり15分ほどかけてTSUTAYAへ出向き、タイトルを眺めながらDVDを借りるのが好きです。
たまに、返却を忘れてたり、どうしてもいく暇がなかったりして、延滞料を払ったりしながら、借りています。
「なんとなく、邦画の気分だな」と、邦画コーナーへ足を向け、タイトルをぼーーーっと眺めていると、ばーんと目に飛び込んできたのがこちら。
「繕い裁つ人」
“人生を変える一着”を仕立てます。
というコンセプトの「南洋裁店」二代目店主市江と、そこに集うお客さん、そして市江のつくる服に惚れ込む百貨店のバイヤー藤井の物語。
おしゃれする気概や喜び。思い出を纏う(まとう)こと。
老いること、そしていつか死んでしまうこと。
時間をかけること。
特別な服のこと。
なかなか、生き方を変えられないこと。
出会いが、人を変えていくこと。
「服」の中に、人生がそっくりそのまま入っていて。
丁寧に、大人だけが知る、本物の装いがあって、
ファストファッションの真逆の価値観がありました。
人生で、一着。
こういう服に出会えたら、みんな幸せになれると思う。
「服が好き」を超えて、「服を愛する」ということ。
そうすると、洋服の方も、生きる力をくれること。
「そうだ、そうだ!」と、涙しながら観ておりました。
おすすめです。
One thought on “映画「繕い裁つ人」で知る、服を愛して人生を愛すること。”