空き家問題の未来はどこにある?

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山口県阿武町の取り組みで、「家とわたしの これからに そっと 向き合う 3日間」という3回講座のうち、DAY_2のプログラム「大切な思い出に向き合う」を、わたくし株式会社ナムフォト・楢が担当させていただきます。

 

詳細はこちらのページをご覧ください〜◎

※お申し込み期限が、8/19となっているようです!

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プログラムの内容は・・・これまでに撮影した写真(“ぜんぶ”ですよ、“ぜんぶ!”)で、人生作文をつくります。

 

「え・・・どうやって!?」と思った方は、当日山口県の阿武町へご来場いただくか、いつの日か、ナムフォトでの開催を楽しみにお待ちくださいませ 笑。

 

 

ところで、この度おじゃまする山口県の阿武町。市町村合併の流れからいくと、「萩市」に含まれそうなものですが、独立の道を選び、人口3500人の町として町を運営しています。

2015年に、住民参加型で総合計画を作成したのち、実際に計画を実行していくため「21世紀の暮らし方研究所:通称ラボ」を立ち上げ、ハートフルな有志住民、アツい行政マン、寄り添いまくりのstudio-L(コミュニティデザイナー集団)がわいわいと楽しそうに活動を繰り広げていらっしゃいます。

昨年度、ラボでナムフォトワークショップを開催させてもらいました。

2日間、4プログラムの超ハードなワークでしたが、みなさんアツく、爽やかで、あっという間に時間が過ぎました。写真たっぷりのレポート、下記リンクから↓ ご覧になれます!

その1  、その2  、その3 、その4

 

さて、ラボを中心に、また阿武町のみなさんが取り組んでいらっしゃるのが、「空き家問題」。

 

① まちを存続させるためには、若い世代の移住者を受け入れたり、これからの仕事づくりを考える必要があります

② 若い世代が住まう家、お店やさん、ラボ、何をするにも、場所が必要

③ 空き家や、近い将来空き家になるであろう物件はたくさんあるけど、

一つ、老朽化が進んでいる

二つ、そもそも持ち主にとっては、人生の思い出がいっぱいに詰まっている「家」。いくら、まちの将来のためとはいえども、手放すに至るにはハードルが高い。(死ぬなどの、物理的な状況変化が生じて、はじめて、空き家の売却、リノベ、建て壊しなどを考えるケースが少なくない。だけど、物件的には、空き家期間が短ければ短いほど、痛みも少なく、資産としての活用度が上がる。)

 

 

そこで、そこで、そこで!

 

人が生きていくこととは切っても切れない、「老いる」「逝く」ということを、

外部講師を招いて、なるべくハートウォーミングに、やさしく、丁寧に、まっすぐに、まちのみんなで、家族で、考えましょうというのが今回の講座の狙いです。

 

ナムフォトは、写真をとおして「人生の棚卸し」をして、「自分の人生をまっとうすること」がどんなことに含まれるのか、みなさんに考えてもらえるような時間・場がつくれるといいなぁと思っています。

 

 

先日ナムフォトへおいでくださったお客様。80歳を超えるお母様の「Yei!」〜撮ると、「Yeah!」と生きる元気がわいてくる遺影フォト※長くてすみません。

を撮りにきてくださったご家族のみなさんがいました。

 

「写真撮影をキッカケに、ふだん話さないことを話せた」と、お話しくださいました。

 

 

また、他のワークショップを開催したときに、印象的だったことがありまして。

「人生棚卸しの質問」で「これまでに、一番“豊かさ”とつながった瞬間は?」を聞いたとき、誰も「お金」とか「受賞や賞賛」みたいなことを挙げなかったんですよね。

 

大切な人と笑いながらごはんを食べている風景だったり、

ご縁があった人と、また他のイベントで出会い、時や、縁が、少しずつ満ちていく感覚をお話しくださったり。

 

 

こういう感覚を、自分の真ん中に持ってくることができると、

ひょっとして、「家を手放す」「老いに向き合う」ということ、必要以上におそれず、かなしまず、生命の流れとして、とらえることができる・・・かもね?

 

みたいな仮説のもとで、ワークショップをさせていただきます。。

 

 

空き家問題。

 

これに向き合うべきは、阿武町だけじゃないはず。

 

きっと、人、ひとりひとりが持っている「老いることへ、の恐れやかなしみ」「変化することへの怖さ」・・・こういった感情と向き合うのが、一番の近道なのかなぁと。講座の打ち合わせをしながら改めて思いました。

 

目を背けずに、朗らかに話せるといいな。

 

 

ジェットコースターは、、、目を開けて乗った方が楽しい派です。

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