「ナムフォト」名前の由来をご紹介します。

Posted on Posted in ナムフォトとは

2016年5月13日。
なんとかかんとか、株式会社ナムフォトが設立できまして、これから、ナムフォトを大切に大切に育て、
たくさんの方に届くようなサービスを形づくって参ります!

さて。

「ナムフォト始めるんです〜」ってお話をすると、
「ところで、”ナム”って何ですか?」
と聞いていただきます。

ずばり、ずばずば、
「ナム」というのは、「南無阿弥陀仏」の「南無」です。

「南無阿弥陀仏」とは、言わずもがな古くから唱えられてきたお念仏でして、
この「南無」には、諸説いろいろあるのですが、、、

ひとつは、感嘆詞の一つとして使われているそうです。
つまり、
「アァ!!阿弥陀仏!!!」
みたいなかんじでしょうかね。

阿弥陀仏は、仏さまのお名前でございます。

ナムフォトなので、
「アァ!!写真!!!」
みたいなかんじですね♡

そして、もう一つの意味。
南無には、「○○に帰依する」という意味があるそうです。
つまり「南無阿弥陀仏」っていうのは、
「私は阿弥陀仏に帰依します。」と唱えているわけですね。

「帰依する」とは、信じてすがる、拠り所にするという意味です。

阿弥陀仏は、ひとりの仏さまであり、
仏さまとは、「無量の光明と寿命をもったさとれる人」でございます。

つまり、
「私は、無量の光明を寿命をもっている仏さまを信じてすがり、心の拠り所にします!」と
こんなかんじでしょうか。

「ナムフォト」の場合は、
「写真に帰依します。」

つまり、
「私は、写真を信じてすがり、心の拠り所にします!」みたいなかんじでしょうか。

さらに、「写真」とは何か?ってことを、もう少し突き詰めていくと、、、
写真に写るのは、「今」と「光」なのです。

つまり、
「私は、「今」という瞬間と「光」を信じてすがり、心の拠り所にします!」みたいなかんじになります。
しかも、その光を放っているのは、、まぎれもない「自分」だったりします。

なので、なので、

「私は、今生きているこの「私自身」を信じて、心の拠り所にします!」

みたいなかんじです♡

ちなみに「ナムフォト」になる前。
いっっっっちばん最初は、「遺影 イェ〜ッ!」でした。
「iei yeah!」みたいな。・・・ただ英語にしただけ。。

えっと、突然ですが、
ナムフォト案内人の楢 侑子は、32歳のときに乳がんが見つかりました。
(幸い、非常におとなしい、めずらしい、のんびりした、温和ながんで、私はこの子を「ポム」と名付けてました。がんって、そもそも元は自分の細胞からできるもので、なんというか、私らしいなって思いました。そんな、なんだか愛おしさすら感じるポムですが、今はもういません。)

私は、がん告知から2週間後手術を一旦受け入れるものの、、、
やっぱり、納得できなくて、いやで、いやで、いやで、いやで、
「いやだー!なんでー!オッパイ切りたくないよーーー!ほんとにーーー?死んじゃうのーーーー?」と、延期。

そして、手術する、しないは置いておいて、
とりあえず「今の自分を写真に撮っておこう♡」と、
友達のカメラマンに写真を撮影してもらったのです。

「プロフィール写真撮って〜」
と頼みましたが、半分くらいは遺影のつもり。

これが、その写真です。

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えっ。ていうか、すぐ死ぬ感じではないですよね。
なんか、どちらかというと、、、元気!!
いやいや、すっごく、元気!!!

そして、プロフィール写真として使い出すと、
嬉しいことに、たくさんの方に
「めっちゃいい笑顔!」
「幸せそう!」
などと言ってもらって、

「そうか〜。どっちかっていうと、人生最大のピンチだけど、他人から見てもいいかんじに笑えてるんだぁ♡」と、
さらに、元気をいただきました。

ということで、
私は、この一枚の写真から、自分の生命力や、自分自身の生の輝きみたいなものを感じて、
生きる勇気が湧いてきたのです。

写真に写るのは、一瞬。250分の1秒とか、本当に、生きている時間に比べたら、短い、短い時間なのですが、
でも、その「一瞬」の、人の心への作用は大きなぁ。
人が変わるのは、時間の長さ、とは全く関係ないんだなぁ・・というようなことも感じました。

・・・もともと、人の写真を撮るのが好きで、たくさんの人を撮ってきたのですが、
「自分を写真に撮ってもらう」ことで、
「あぁ、こんなに写真って嬉しいものなんだぁ!」
って、ますます写真が好きになりました。

この体験あっての、「遺影 Yeah!」です。

ふざけてるんじゃなくて、割と本気で
「遺影、イエーーーーイッ!バンザーーーーーーイッ!!」って思って、この名前です。

でも、この名前、

「めっちゃ、いいやん!!」
「最高!」
って人と
「・・・・えっ?」
「そら、ないわ〜。」
って人の差が、激しかったのです。。。

そうか〜。
すごくいいサービスなのに、名前のせいで受け取ってもらえなかったら寂しいなぁと、手放すことに。

サービスの本質を考えながら、あれや、これや、それや、どれや、
名前を考えつづけると、なんだか、

「ライフなんちゃら」
とか、
「well なんちゃら」
とか、
なんだか、、、、生命保険みたいな名前ばっかり浮かんで、どれもこれもダサい〜。

「写真をとおして自分が放つ光に気がつき、人生がよい方向へ変わる」、そんな写真サービス。
これって、「宗教」が担っているものと同じかもしれないなぁと、
宗教的な用語は以外とフィットするかもしれないなぁと、
そんなかんじで、いろいろと、宗教的な名前を試してみました。

「成仏フォト」とか。
「ジョーブッフォト!」・・・うーん、ちょっと違う。

そんなかんじで、最終的に「ナムフォト」に決めました。

「・・・ひょっとして、南無?」みたいな、それくらいのニュアンスが、いいのではないかと。

さらに、余談ですが、
「ナムフォト」のすごいところ。
「なるほど」に似ている。

「ナムフォトはこんな、こんな、こんなサービスなんです!」
私が説明して相手が「なるほど。」というと、
それは、「ナムフォト」にしか聞こえない♡

「ナムフォト。」
「ナムフォト。」
「ナムフォト。」

・・・わりと街中の人が、言ってるいる。(ように聞こえる。)

そんなわけで、今後「ナムフォト」をよろしくお願いいたします☆

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