人生に締め切りがあると、とてもよい。
「人生には、締め切りがあるのね」・・・つまり
「いつか、死ぬのね」 ということを知っていると、とてもよい!
すべての人にとってプラス!!
私はそう思っています。
(だから、ナムフォトなんてやっているのだけど)
ていうか、締め切りって、英語で「deadline」(死ぬライン)っていうんですね・・・。
すごいなぁ。そのまんまやん。。
さてさて、山合いの村や、農村地帯なんかにいくと、
今でも生活している家の、すぐ裏や、すぐ後ろにお墓があります。
昨日まで一緒に暮らしていた人が、死ぬと、焼いて、そこへ埋めるわけですよね。
「え、家の裏にお墓があるの?こわっ!」
・・・って思ってしまいそうだけど、、、昨日まで一緒に暮らしていたじいちゃん、ばあちゃんの住むおうちが変わるだけですから、ぜんぜん怖いことじゃないんだと思います◎
おもいっきり余談ですが、、、
「村八分」という言葉があるけど、
これは、「二分は残しておいてあげましょう」ということだそうで、
一つが、水路。
山から水を引き、田畑に水が行き渡るための水路を絶たれると、
田畑が枯れて、あとは死んでしまうしかありませんから、これは免除しましょうと。
もう一つが、お葬式。
これは、運んだり、焼いたり、埋めたり。
どうしてもみんなで執り行わないと、できないことだから。それはお手伝いしましょうと。
(なんとなくの想像ですが、お葬式を一緒にあげたり、そんなことを一緒にするうちに、許しが生まれたりもするのかもしれませんね。)
まちが拓けて、都会ができて、灯りがともり。
24時間営業の店が生まれ、闇が少なくなり。
生きてる者と、死んだ者は「遠い世界」にいるように感じます。
どちらかというと、死者が、人目に触れないような仕組みになっている。
「死」が、ある種、とても特別なものになっている。
非日常のように感じる「死」だけど、
実は「死」は、「日常」の続きに起こるから、「日常のできごと」だともいえる。
まぁ、日常か、非日常かはさておき、
いつかみんな死にます。
残念ですが。
うーん。残念かな?
この人生が、延々、延々、終わりがないとなると、それもまた、、、すごく大変に感じます 笑。
ふだんあまり考えることはなくても、
私たちは、自分たちがいつか死ぬことをちゃんと知っているし、
だからこその安心感も抱いている。
そうはいっても、日常を送る上で、そんなに顕在化する機会もなく、顕在化しなくても、毎日の生活に支障はないため、そのように過ごしている。
そして、たまに起こる「死」を、とてもセンセーショナルなものとして、報道したり、扱ったりする傾向がある。
・・・なんか、そんなことを感じます。
ところで、この「死」について、考えざるを得なかったできごとが、3年くらい前に突然起こって。
なんども、あちこちで言ってることなのですが、乳がんになりました。
最初は、ガーンとショックを受けている状態でしたが、
わたしは「乳がんの治療をどうするか」という現実と、ひとつ、ひとつ向き合うことで、「わたし、生きてる!」という実感を取り戻し。実感っていうか、生きていることへの感動?が生まれたようなかんじもあります。
さらに「いつか死ぬ(近い将来か、まだもう少し先の未来かはよく分からないけど)」といったことと向き合ううちに、生き方やあり方そのものが、少しずつ変化していきました。
そうですね〜。とっても、いい方向に!
あとは、遺影写真を撮ったら、とってもよかったんですよね。
自分の笑顔に励まされた。
自分の顔って、一生自分の目で見ることができません。
とくに笑顔って、誰かと、誰かの間に起こる現象(?)なので、
ひとりでは生み出せないのです。
それがまたいいんですよね。
嬉しいんです。
この度、10/11(水)〜ワコールスタディホールにて、
願いが叶う写真レッスン〜遺影写真を撮って、未来をイメージしよう!〜 という講座をさせていただきます。
わたしの体験が元になってて。
講座では、「ここにいるみんなが、いつか死にます!」とお伝えします。
「でも、今、生きてます!輝いてます!」・・・とも、お伝えします。
それから、わたしの「これまで」「これから」「わたしが死んだ後の日本」にまつわるアレコレを、人生棚卸シートを使って見つめていきます。
質問に答えるだけなので、簡単っちゃ、簡単です。
質問によっては、
「え。そんなこと、質問されるまで考えたことなかった」
というものもあって、それは難しくかんじます。
でも、そうすると、いつも考えていること(すでに顕在化していること)と、また違った自分(潜在化していた自分)に出会えるので、よりよく生きるためのヒントになります。
・・・そうそう。
内面が活性化すると・・・わたしの経験によると・・・生きてる実感や感動が生まれますよ✨
第1回目で人生棚卸しワークをしたのちに、
第2回目では写真を撮るコツ・撮られるコツのレッスンをして、遺影撮影大会。
第3回目では、、、なんと、自分のお葬式をします。
・・・と言っても、大掛かりなことはなくて。写真パネルを作って「この方は、こんなに素敵な人で、こんな素敵な人生を歩まれました・・・」と、自分の死後を想像しながらプレゼン会です。
少人数な講座なので、あたたかい雰囲気を大切にしながらすすめられたらとも思いますし、会場もとっても素敵。(京都駅から歩いてすぐです!)
ワコールの、スタッフのみなさんもとても素敵な女性たちなので、そんなことも楽しみにおいでいただけたらと思います。
写真は、生きているうちしか撮れないし、生きている人のためのものだと思います。
思う存分、写真の力を使って、楽しくレッスンしましょう!
ご参加、お待ちしております。
「願いが叶う写真レッスン〜 遺影写真をとって、未来をイメージしよう!」
《日時》
第1回:10/11(水)13:00〜16:00
第2回:10/18(水)13:00〜16:00
第3回:11/8(水)13:00〜16:00
参加は、1回目のみもOKです。まずは、第1回目を受けて、、、2回目、3回目と続けて受けるのもOKです!(その場合は、3回通しの差額をお支払いいただく形になります。
お申し込みは、こちら!
1回目のみは、こちらからどうぞ!