《レポート》9/3 山口県阿武町で「大切な思い出に向き合う」講座

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山口県阿武町(萩市に合併せずに、独立の道を決めたところ、萩市に囲まれていたというお茶目な、海と山がある人口3500人のまち)で、「家とわたしのこれからにそっと向き合う3日間講座」の、2回目でナムフォト講座をさせていただきました。

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阿武町役場。町のシンボルマークは「ア」と「ブ」が合体。とてもしゃれてる。そして、なぜか、塔の真ん中ではなく、左に寄ってるところも、、、なんだかしゃれてる。

 

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こちらのブログで、3日間講座の開催意図など、私なりの解釈を書かせていただいております。

 

今回の講座でいただいたお題は、「大切な思い出に向き合う」。

人生で、ことあるごとに撮りため、たくさんある写真。
どう思い出に向き合うのが正解でしょうか?

そこは、正解、不正解のない世界ですが、

これから生きる糧になるように。
これから生きる力になるように。

そうなれたら、写真も本望ですよね!!!

アルバムに貼ってある写真・・は、まだふり返る機会もあるでしょうか。
プリントしたまま、ガサッと袋に入れてある写真や、
もしくは、引越しのときにダンボールにしまって、そのままになってる写真。

「とにかく、今まで撮った写真、ぜんぶ持ってきてください!」

というお声かけのもと、写真を編集しながら、自分の人生を見つめるワークショップを行いました。

 

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※参加者の方が撮ってくださったナムフォト・楢の写真。Facebookからちょうだいしました!

 

ところで、自分の人生。
ふり返り、編集することで、「自分の人生の自信が持てる」
「これからの人生で大切にしていきたいものが見つかる」
・ ・・そういう効果があるように思います。

 

いきなり写真に向き合うと、「アレも大事、コレも大事。」
タイムスリップしてしまい、一歩も動けなくなる可能性があるため(笑)

 

何が自分にとって大切なことなのか、
何が自分にとっての幸せなのか、
「よりよく生きる」のが自分にとってどういうことなのか、、、
そんなことを見つめる「人生棚卸しワーク・ミニ」を行いました。

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最近のこと・これまでのこと・これからのこと
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じっくり振り返ったあとに、輪っかになって、シェアをします。

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さて、傘を手渡された人が、その次に発言する人。

ハンカチ落としのように、お互いを指名する形にしてみました。

 

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参加者同士、見知った人も、見知らぬ人も、傘をバトン代わりに、マイク代わりに、くるくる回してお話をしていきます。

 

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みなさんのお話を聞いていると、じわじわ浮きだされるのですが。

「みんな違う」
「ひとり、ひとり、夫婦でさえも、違う」

そんなことに気づけたり。

 

さらに、「人様の前で、自分のことを語るなんて・・・」と、どちらかというと控えめな態度でいらっしゃるおばあちゃんなんかが、ご自身のことをご自身の言葉で語るときに。その方が開いていくというか、力がみなぎるのを感じます。

 

 

例えば、最近「わたしっていい感じ!」と思ったことは?という問い。

「そうですねぇ。。。大したことではないかもしれませんが、、、あまり怒ったりせずに、穏やかな気持ちで日々を過ごせています。」

とか!

 

それって、素晴らしいことだな!!!って思います。

ご本人にしたら、「自分のこと」だから「大したことない」という認識になりがちですが、まわりは、
「わぁ〜!」
「素晴らしいなぁ!」
という態度で迎えます。

 

そういうお互いの反応が、お互いの生きるを勇気づけることにつながったりもするんですよね。

 

「最近のこと」を中心にシェアをした後は、いよいよ写真を使って人生作文をつくっていきます。

 

自分の名前を使った、あいうえお作文と、それに対応する写真を一枚選びます。

 

枚数を絞るという編集作業が加わることで、
自分にとって大切なことや、言葉が導き出されやすかったり、
ルールがあることでゲーム感覚で取り組めたりもします。

 

机いっぱいに写真を並べて、向き合い、選び、次第に調子づいてきて、深い集中力を発揮しておられます。

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誰にとっても、「わたしのアルバムが一番!」です。
「これまでの人生」をただ、受け止めて、大切な時をぎゅっーっと大事に抱きしめること。

 

続きの人生作文に思いを馳せること。

 

そんな時間を感じていただけてたら、嬉しく思います。

そのあとの飲み会で、お互いのアルバムを見せ合いっこするのも楽しかったですよ!

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ところで、講座の最後に、
「どうやって写真を選んだらいいですか?選ぶ基準は?」という質問をいただき・・・

 

むーん。むずかしい。

 

「むーーーーーーん。まずは捨てることですかね。。。」

と身も蓋もない回答をしてしまいました。(選べていない)

 

でも、「捨てること」をまず決めないと、
大切なものがあぶり出されることはないように思います。

思い出や経験は、「写真」という形に見えなくても心の中にあるから、
それを抱きしめていられることが、何よりも素敵なことかな、、、など。

 

 

 

《参加者のみなさんの感想》

・ 捨てる事の重要さ。どんどんためてしまうので。あれも大事、これも大事に気をつけます。いろんな方の“わたしの気持ち”を聞いていると、その方の性格とか生き方がなんとなくわかった事で、自分の書いたものを見直すと、自分自身が見えてきた気がしました。

 

・ ワークシートは、大変に良かったです。過去も現在も大切ですが、「これからのこと」への将来を真剣にイメージしてみたいと思います。(具体化に向けて)

 

・ 何もかも、内容が良かった。年老いていくわたし、やはり気持ちを明るく持ち生活していきたいと思いました。

 

・ ふり返りと未来を考えることの大事さ。宝物の発見です。整理の大切さを実感しましたので、実行します。

 

・ 写真は「光」ということを、改めて新鮮に感じました。実家に眠る写真を使って、ワークでやったことを実践してみたい。

 

・ 自分らしくいることが自分の幸せだと定義づけている自分に、“そうだよ”と言ってもらえた気がした講座でした。そのための工夫を楽しく見出していきたいと思います。

 

・ 昔の自分の心にふたをしていたのが、嘘のようです。入院時の思い出も、自分の嫌いな性格も笑ってアルバムにすることができました。

 

《オマケ》

講座のあと、21世紀の暮らし方研究所のみなさんと、畑の見学へ!

阿武町は、福賀と呼ばれる農村地帯と、海辺の漁村地帯が同居したまちです。

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また、阿武町の宿泊は、漁師民宿の「浜の小屋」に寄せてもらいました。
浜の小屋のブログ

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で、ここのご主人が漁師さんなのですが、お願いをして、「宇田郷定置網漁」に乗船させてもらうことになりました。

朝5時半集合。

漁師さんが朝早くから集まり、漁に出かけて収穫し、網を修理し、魚を仕分けして、重さをはかり、箱詰めして、出荷して、仕事を終えるまで、一部始終を、見学させていただきました。(この日は、、、なんと、デーーーッカイ まぐろ!が獲れました!!!)

num-maguro

 

パン屋さんが、毎朝、パンを焼き、並べて、販売して、作業場を片付けて家路につく・・・のは、なんとなく想像がつきますよね。(作業場が見えてたりもするので)

 

で、漁師さんたちも、そんな風に、毎日、毎日、毎日、毎日、
来る日も、来る日も、海に出て、魚に向き合っていらっしゃるんだなぁって。

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魚のいるところに、もれなく鳥がついてくる・・・
num-tori

num-smaile

 

それが染み込んできて、とってもよい経験をさせていただきました。
とても感謝しております。

 

この場を借りて、お礼申し上げます。

 

 

 

阿武町と、阿武町のみなさん、ありがとうございました。

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