「アイのポスト」という企画をぼちぼちとスタートし、
進めながら、参加者の方にフィードバックをいただき、さらに改良する…
ということを進めています。
0期、1期、2期・・・とやってきて、
(ちなみに、3期は5名のご参加が決まっています)
改めて「サラリーマンは、自分の言葉で、自分の想いを語る・意志表示する力が弱いなぁ」と感じています。
「多数決」や「数字が大きいのが良い(売り上げ、賛同者など)」とされるセカイの中で
自分の居場所をつくってきた人にとって、
「(自分の意志はさておき)大きいものに拠る」という癖が染み込んでて、
「自分の意志が果たしてどこにあるのか?」ということが、パッと取り出せない。
言葉にすること、意志表示することには、責任が宿ります。
この責任を受け取る経験が少な過ぎるがゆえ、
「こわさ」を感じてしまうのかな?…と。
責任を引き受けることは、「こわさ」もありますが、
自由で、生きる喜びであり、素晴らしいことで、決して命がとられるようなことではないのだけどな。
むしろ、大きいものに拠って、本来の自分の気持ちや考えを押し殺していることの方が、
命が働いていない状態なんだけどな…。
今、働き方改革やら、イノベーションやら、なにやらが盛んに言われて、いろいろな取り組みが行われています。
「自社の中にリソースがないから、社外に取りにいく」ということは、常識になりつつありますが、
いくら社外へ「他のもの」を取りに行ったところで、
ほとんどは何も変わらないだろうなぁと思います。
「大きいものに拠って、自分を助ける」という方法に対する、本質的な変容がないのであれば。
同時に、「どれくらい大きいものに恩恵を受けているか」という感謝がないのであれば。
大量生産、大量消費の時代は、10年以上前に終わってて、
「大きいものの正義」が崩れ去る前に、どうか素晴らしいもの(自分のいちばん近くにある)を手に入れられますように。