こんばんは。
・・・とかって挨拶を、これから「ナム〜!」にしてみようかな?
やっぱりやめよう、こんばんは。花金ですね。
みなさま、一週間おつかれさまでした◎
さて、突然ですが本日、お話したいのは、ナムフォトの、ロゴ!
ロゴマークと、シンボルマーク!!
みなさん、見ていただけましたか?
じろじろじろり〜んと、見ていただけましたか??
ナムフォトのチラシ、モノクロで、めっちゃシンプルな作りで、どちらかと言えば「地味」だと思うのですが、、、
それでも手にとった方に「かわいい〜♡」って、言ってもらえて、嬉し〜い♡です。
ロゴは、竹安聖子さんが、
チラシやハガキ、HPはバード・デザインハウスの杉本さやかさんが作ってくださってます。
(なんと、今年で40周年を迎える老舗のデザイン事務所さんです。)
そして、まずは、この「ロゴ」が誕生するまでの道のりをご紹介したいのですが、、、
まず、誰に頼むか。
うーーーん。世の中には、素敵なデザイナーさんがたくさんいますものね。
去年のことになるのですが、とあるイベントで竹安さんとお会いしました。
和紙のお仕立て・オオウエさんが、「和紙」をREデザインして、現在の暮らしや生活にフィットする商品をたくさん作られてて、そのお披露目トークショー的なイベントを開催されていたんです。
オオウエさん自体がとっても素敵で、いつかコラボしたいなぁ♡と夢見ているのですが、そのイベントに登壇されており、
ブランド「和紙田大學」のデザインをされている
竹安聖子さんの「繊細」で、、さらに「真剣にアホ」なところに、、、私は惚れてしまったのです。
ちなみに、ご本人の名刺です。
でも「ただのアホやったら困るしな」って思って、、、いやいや、違いますよ。
「実は、誰にロゴ頼もうか、迷ってます。ほかの作品も見せてください!」
って、正直にお願いをさせていただいたら、快諾くださって、たっくさんのデザインを持ってやってきてくださいました。
元はイラストレーターさん、からのデザイナーさん。
紙モノ、パンフ、冊子、カード、お店のロゴやポップ、WEBまで。
いろいろなテイストのものをデザインされてて、素晴らしかったのです。
私、「絵が上手い人」って大好きなんです♡
「形をつくる」ことは、どんなに技術が進化しようとも、「モノを見る」ことからしか始まらないです。
「絵を描く」って、「モノを見る」の一番最初にあるもので、ここの訓練がされている人は、本当に何をしてもお上手。
写真を撮るも、「モノを見る」から始まるのですが、、、写真は、ボチッとボタンを押せば写ってしまう部分がありますが、
絵は、もっと、もっと、もっと見ないと、一本の線を引くことすらできない。
デザインは、「考え方」でもあるので、絵が描けなくてもデザインはできるっちゃ、できるのですが
ロゴは、もろに「形」ですよね。
しかも、研ぎ澄まされた、究極の、形。
もっと言えば「ナムフォト」の文字がなくても「ナムフォト」を感じさせるもの。
竹安さんの絵をたくさん見させてもらって感じたのが、
「絵が描ける。絵が上手い。そして、何より絵が好き。絵と遊びたい。」そういう意思です。
さらに・・・アフォ〜 ♡(大阪で言うところの“アホ”は、褒め言葉ですよ。)
もう言うことなしです♡
また、「ナムフォト」でやりたいことをお話しさせてもらったときに、その世界観も、ぐんぐん吸い込んで理解いただいて、
実際に「ぐんぐん」という音こそしなかったのですが、
「あ〜。吸い込まれていく〜。わかってもらえてる〜〜。」って安心感って、、ありますよね。
なので、とにかく、
「わたくし、これまでにこのようなデザインをしてまして、、えぇ。ご検討ください。」
と、最後まで丸腰でそのまま帰りそうな竹安さんを引き止めて、
「私、竹安さんにお願いします!」
って、その場で告白したのが、お付き合いの始まりです♡
まず、ナムフォトの誕生の元になったのが「ポム」でしたから、
※こちらのブログ参照
「ポム」を形にしたい、、という思い入れがあったんです。
ポム=pomme=フランス語でリンゴ。
なので、このリンゴと、写真と、それ意外「ナムフォト」を形にすると?
ってことを、考えて、ご提案くださることになりました。
そして最初に上げてくださった、5つのフォントと、
3つの形。
どれも、これも、かわいい。かわいい〜!
「写真」に寄ったものと、
「ナムフォト」を竹安さんなりに噛み砕き、形にしてくださったもの。
意味は、
写真を撮る=“自分の人生”という舞台で主役を演じること。さらに、それが遺影写真になる。
形としては、ステージと、蝶ネクタイのリボン(=主役)と、遺影写真のリボンをイメージ。
お話しながら、
ロゴは、やっぱりこれから来ていただくお客様にとって意味があるものがいいなぁと思い、
それを一番素敵にまとめてくださってた、ステージ×リボンのデザインですすめることに。
そして、ここから、さらにブラッシュアップです。
「カクッしているのを、カクカクッにしてみたらどうでしょう?」
「もちろんかわいく」
「でもかわいすぎないで」
「老若男女OK」
「ニュートラル」
さらに、
「ナ」の横棒は、もう少し下へ。
「ム」の角度はもうちょっとこう。
「フォトの“ォ”を若干小さく」
とか、自分なりに形に違和感を感じたところは、事細かくお話しさせてもらったんです。
竹安さんは、それを嫌な顔ひとつせず、
「なるほど!」
「たしかに!」
と、一個一個、ご自身に染み込ませながら、
「単なる印象ではなく、逆に、ここまで明確に希望を伝えてもらえると、修正しやすいです。」
などとおっしゃってくれて、
「これで全部ですか?全部言ってください。」と聞いてくださるので、
「赤い丸とか付け足して、ポムを表現できますか?」とか、
「私のテーマで、写真そのものである、“光と影”の要素を入れることできますか?」
とかとか、本当に全部言ってしまったところ、
そんな自分に落ち込む私・・・笑。口やかまし過ぎる笑。
でも、その様子を察知して
「ロゴは、楢さんが使うものがだから、楢さんが納得できることが一番大切ですよ。」
と、寄り添ってくださったので、私は「自分が納得する」を大切にすることができました。
それにしても、たくさん、たくさん、パターンを、出してくださいました!!!
ってことで、ナムフォト選抜会を実施!!!
さらに、すごかったのは。
「これに決めます!」って言ったあとに、
「シンボルマーク」を作りすすめる過程で、さらに新たな提案が!!!
そして、その最終提案いただいたもので、決めました♡
きっと、竹安さんもクライアントの特徴に合わせて、提案の仕方や、点数は違うと思うのですが、、、
現に、デザイン打ち合わせの途中に遭遇したS氏は、
「え!?これと、これで迷ってんの?どっちでもえぇやん!」
と、言ってましたから 笑。
私にとっては、本当に素晴らしく、素敵な過程でした。
自分で、会社までつくろうとしてて、
「今、自分を出さないで、いつ出すんだ〜!!!」って思って、勇気を出しました。
あとで「やっぱり・・・」ってなるのが、一番迷惑かけるし、自分も引きずるし。
だから、もう、全部、自分の中から出てきた「?」は遠慮せずにお話することにしたんです。
っていうか、私も美大受験のときに、デッサンごりごりやっていたので、
形には相当なこだわりがあったようでした!
・・・ってのを、このロゴをつくりながら、知りました!!
ただ、
私が引いてきた線が100本、200本だったとしたら、
竹安さんが引いてきた線は1万本、10万本とかなんだと思います。
竹安さんからデザインが上がってくるたびに、モニターの前で、何度もぶるぶる震えました。感動して、本当にぶるぶるしました。
「ナムフォト」に見事な形を作ってくださって、私は本当に感謝しております。
過程も含めて、最高でした。
ちなみに、名刺の裏は、こんなのになりました!
・・・顔は別に書かなくてもいいのですが、ついつい。
さて、ご一緒してくださった、竹安さん。
本当にありがとうございます。
素敵にデザインしてくださった「ロゴ」を掲げて、さらにみなさんへナムフォトをお届けする、道のりや、、、いかに!?
つづく☆