自己開示の力

Posted on Posted in ナム哲学

みなさま、GWはいかがお過ごしでしたか?

ナムフォト楢は「アドラー心理学 秘訣講座」へ3日間参加して、
9時半〜17時までみっちりお勉強。

 

講座の間は、頭から湯気が出るほど集中。
大して動かず、しっかり食べてしっかりお酒もいただきましたが、体重が減少!
かなりエネルギーを消費していた模様です 笑。

 

残りの時間は、ぷらぷらと買い物に出かけてお茶したり、
いつもとは違うダンスのレッスンへ行ってみたり、
お友だちが「新しいことを始める」ということで、
素敵なレトロビルの一室で、DIYのお手伝いをしたり◎

 

遠出こそしなかったのですが、心が大きく動く出来事が多くて、
ちょっとおかしな言い方をするととても「感動的な時間」だったなぁと、
この5日間をふり返っています。

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アドラー心理学秘訣講座では、具体的には
カウンセリングと心理療法について学びました。
教えてくださったのは、
アドラー心理学を日本へ伝えた第一人者である野田俊作先生。

 

先生の授業は、いつも
「そのアイデアは、全く私の中にはありませんでした」という、
真新しい知識や情報、考え方が大豊作で、
初めてアドラー心理学の講座を受けたときは、質問しまくりでした 笑。

この歳になっても、そんな風に驚きを持って学べることに、

大変感謝をしております。

 

さて、今回の講座の主対象は、有資格者のみなさん。
すでにアドラー心理学会認定家ウンセラーや、
心理療法士の資格を持って現場でお仕事をしているみなさんが、
「オープン・カウンセリング」を行います。

 

講座に来ているみんなで
順番にクライアントとカウンセラー役をしながら、
みんなの前で実際にカウンセリングや心理療法を行い、
その様子を見て、聞き、ともに考えます。

必要に応じて野田先生の解説や解答を行うことで、
学びがさらに深まっていきます。

 

また、この現場を全員が共有することで、
合間のランチや、終わったあとのお酒の席で、
ふり返ったり、質問したり、確認したり、
そのときお互いが感じていたことを話し合ったりして、
さらに、さらに、学びが染み込んでいきます。

 

地中に、雨水がじわり、じわりと染み込んでいくように。
じわじわと。

 

エピソード分析や、ライフスタイル診断や、
それぞれの中で導き出されるクライアントへの「解」。

この「解」を、カウンセラーが先回りして発見し、
さらにそれを「クライアント自身が発見できるように」
言葉がけをしていくのが、「カウンセリング」。

 

手法としてはそういうことなのですが、
今回私は、「自己開示」の中に、
とてつもなく大きな癒しや気づきがあるんだなぁということを、
深く、深く受け取り、感動しました。

 

「自己開示」をするだけでは気づきや癒しにはつながりません。
「自己開示」をした上で
「一言も否定されず、そのままを受け止めてもらうこと」
「自意識の中では発見できない真実に気付くこと」

・ ・・この3つがセットになったとき、
クライアントは鮮やかに変化していきます。

 

「それは違いますね」
「こうすればいいと思いますよ」

アドラーのカウンセラーは、決してそういうことを言いません。

「それは良かったですね」
「がんばりましたね」

こういったことも言いません。

 

クライアントが「うーーーーん」と、
おもわず悩んでしまうようなことも、言いません。

その中で、するすると、こんがらがった紐がほどけるように、
「解」が導き出される。
痛みやかゆみはなく、気づいたら、受け取っている。

 

まるで魔法のようですが、
(野田先生は、芸術の範疇だとおっしゃいましたが)、
まぁ、そういうことが実際に目の前で起こるわけで、
頭から湯気が出るのも仕方がなかったかもしれません◎

 

私は、とある場面で自己開示がとっても苦手です。
誰かに話すときは、だいたい自分の中で答えが出たあとです。

私が、カウンセリングや心理療法を行う日がくるとしたら、
まずは、この「自己開示」がスムーズにできるようになってから。。

 

もちろん、一般常識をもって社会生活を営んでいるわけなので、
どこでも、かしこでも
「私はこう思うのー!」
「私の意見を聞いてー!」
といったことはしませんが、

 

アドラー心理学を学ぶ中で、仲間や、友人の前で、
「こうなんだよね。」

と、ただ、差し出すこと。

仲間や友人は、それを白黒つけたり、否定するわけではないこと。
そんな、ありのままの私を、受け入れてくれること。

そんな体験を重ねることで、カウンセラーとしての準備ができるのかもしれないなぁと思いました。

 

「自己開示をしたくない」ということは、

「私をわかってくれない」

と、相手を信頼できていなかったり、さばいていたりしてるという一面も
あったのかもしれません。。

改めて、自己開示して、相手を、みんなを、信頼していきたい。
そう強く思いました◎

*信頼に及ばない相手の前で、自己開示をする必要はまったくないので、その点はご自身で判断くださいね!

 

私は、自分の意志で「ナムフォト」を立ち上げました。
講座や、人前で写真講座をさせてもらうとき、またこのブログも、
ナムフォトは「自己開示」の塊です 笑。

そのことに対して、みなさんが色々な反応を持って迎えてくれます。

そのやり取りの中に、「自身の癒しや気づき」が
多分に含まれているんだなぁと。

「自身の癒しや気づき」は、「他者の癒しや気づき」と等しいこと。
等しいからこそ、お互いにとって心地よい時間となること。

なんか、そんなことも感じて「ありがたいなぁ」と思いました。

 

・ ・・自己開示するには、
まず「自分の中に“ある”」ことを引き受けなくてはならないのですよね。

それは、時にとっても勇気がいることです。

その勇気がないばかりに「問題がない」ことにしていたり、
「見ないふり」をしていることも、多分にあるかと思います。

心のもやもやや、内面に触れることは、弱いことではありません。
かっこ悪いことでも、恥ずかしいことでもありません。
(まるで、自分に言い聞かせているようですが 笑)

何か思うところがある方は、ぜひ、ナムフォトのワークショップへも
遊びにきていただきたいなぁと思います!

 

*5/13 ナムフォト一周年ありがとう企画

13:00〜16:00 ナムワーク「人生棚卸し・戒名ワーク&写真レッスン(残1名)
・・・まずは、自分が自分へ秘密にしていることに気づけますように。ご自身が安全だと思う範囲で、感想や写真作品をシェアする時間を設けます。

16:30〜18:30ナムトーク「仏教にきく モテるヒント」(残4名)
・・・仏教を、暮らしの中で実践している素敵なライターさんにお話をうかがいます。生活する中で困っていること、悩んでいることなんかもご自由にご質問いただけます。

19:00〜22:00ナムバー「ハレとケの日本酒マリアージュ」
・・・「お酒」が自己開示につながることもある!?美味しい日本酒と美味しいおつまみをお楽しみください。日本酒以外・ソフトドリンクもあるので、飲めない方もお気軽に!

お申し込みはコチラからどうぞ!

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