細く、長い、この道を歩いていく。靴とともに。

Posted on Posted in ナム哲学

いわずもがな。
人生は、長い年月をかけて出来上がります。

「知らず 知らず 歩いてきた
細く長いこの道・・・・」

 

先日、大阪クラシックが演奏する「川の流れのように」を聴いて、
それが感動的で、思わず歌詞を調べてしまいました。

美空ひばりさんの名曲ですよね。

 

「細く、長い」っていうあたりが、
ひとりの人間の歩みを感じさせます◎

 

話は変わって、最近「サスティナブルな(持続可能な)社会」というのが一つのキーワードになっています。

自然環境を、それが育つスピードを上回って人間が食いつぶしているからです。

 

究極のエコやサスティナブルな社会を見つめていくと、
文化や芸術の類の評価に困ってしまったりします。
ひょっとして、地球環境からみると、それは「じゃまなもの」なのかもしれません。
が、私個人にとっては、生きていくために必要なものだったりもします。

 

芸術に限らず。
みんな、それぞれの環境で、
「これは自分にとって欠かせない」というものを持ち、
自分の範囲を大切にしながら、それを少しずつ変えたり、広げたり、守ったり、しながら生きていますから。

変化のときや新しいことを始めるとき、脱出のとき。

いろいろなものとぶつかったり、曲がったり、形を変えたりしながら、進んでいくんでしょうね。

 

「でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた 人生」

 

30歳を過ぎた頃に、それまで持っていた洋服が、
「なんか違う」「しっくりこない」と感じて、何を着ればいいのかわからなくなった時期があります。

 

反対に、高校生のときから大事にはいているスカートや、大学生の頃に買って、少しずつエイジングしながら大事に着ている牛革のコートなどもあります。

 

本質として、一本筋のように残る何かと、
時代や歳とともに変化する、外側の部分。

 

みなさんの歩む、それぞれの道が、
多少でこぼこしたり、曲がりくねったり、そんな道であったとしても、
細く、長く、続いていく、
また一歩、また一歩、前に歩いていくのが楽しく思える、
そんな道でありますように。

足はとっても大切なので、
できれば、足にぴったりの、いい靴を履いてくださいね◎

 

20160912_shoes

フランスのことわざ:

「いい靴を履くと、その靴が素敵な場所に連れて行ってくれる。そして、素敵な場所で素敵な人と縁が繋がっていく」

 

イタリアのことわざ:

「その人が履いている靴は、その人の人格そのものである」

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