信頼、尊敬、感謝の意味

Posted on Posted in ナム哲学

「アドラー心理学を学んでいる」と言ってると、
「頭では理解できても、実践するにはなかなか難しいね。」とか、
「わかるけど、厳しすぎるよね。」とか。

「話を聞いていると、私が今まで知ってた心理学と違う!相手をコントロールしようとしないんだね?」と興味を持ってくれる人がいたり。

実践するためには、これまでの自分と違ったやり方を採用することになるため、いったり、きたりの毎日です。

アドラー心理学の理論で自分の身の回りのこと、世間のことをいろいろと眺めていくと、
これまで見えなかったことが見えたり、わかったり、こういう風に考えれば楽になるんだー。とか、
日々いろいろな発見があります。

アドラー心理学も、それこそ企業などと同じで。

あれ?これってどうなんだろう??・・・と思ったときに、立ち返る基本的な「理念」というのが存在します。

それは、アドラー心理学は「世界平和」をつくることを目標に始まった学問であること。
そして、世界平和をつくるために「子育て」に力を入れており、
子育ての目標としては、子供が以下のように感じられる教育かどうかということ。

行動面の目標
「自立する」
「社会と調和して暮らせる」

心理的な目標
「私は能力がある」
「人々は私の仲間だ」

子どもを、大人と等しい価値があるものとするため、
1.子どもを信頼しよう
2.子どもを尊敬しよう
3.子どもに感謝しよう
4.王様もやめて、奴隷もやめよう

という考え方があります。

とあるお母さんは、
「信頼、尊敬、感謝」というと、どうしても自分より偉い誰かをイメージしてしまうため、
自分にとってわかりやすい言葉に置き換えたと言って、以下のような翻訳を教えてくれました。

信頼しよう→「この子は大丈夫」
尊敬しよう→「今のままで十分」
感謝しよう→「話してくれて(生きてくれて)ありがとう」

これは、とってもしっくりときて、
さらにこの考え方は、子どもだけではなくて、日々仕事をともにしている仲間や、クライアントや、発注させてもらってる方や、友達や、自分自身にも当てはまって、

「は〜。生きてて、みんながいてくれて、ありがたいなぁ。自分自身もよくやってるな〜」って気持ちが沸き起こります。

「この子は大丈夫!」「彼女は大丈夫!」「私は大丈夫!」
「今のままで大丈夫!」
「ただ、生きていてありがとう。」

何か困ったとき、そうでなくても。
もしよければ、心の中でつぶやいてみると、温かいものが広がっていくかもしれません☆

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