食事の風景と、後に残るもの。

Posted on Posted in ナム哲学, 日々の徒然

毎日、毎日、人はごはんをいただきます。
毎日、毎日、毎日の、積み重ねですから、一回一回のごはんが、その人に蓄積されると、ものすごい量になります。

毎日、コンビニ弁当を食べ続けると、どうなることでしょう。

・・・みたいな健康話がしたいんじゃなかった、ナムフォトです、こんにちは。

20160603_kitahama_top

昨日、東京のお友達(ミュージカルダンサーであり、ピラティスの先生)がナムフォトスタジオのお祝いに、遊びにきてくれました☆

嬉しかったな。ありがとう!

「ごはんへ行こう!」と、前日に天満橋界隈のオススメのお店のリストを送らせてもらうと、彼女が選んだのは北浜テラスでした。

余談ですが、昔、北浜テラスの成り立ちを取材させていただきました。

水辺が気持ちよい季節。私もテラスはちょいとごぶさた。
「行こう!行こう!」
と出かけて、お店に着いたのは18時15分過ぎくらい。

今時分は、一番日が長い季節ですから、19時近くでもまだまだ太陽は沈まない。
ちょど大川の向こう側、西の方から西日が差し込み、川がキラキラ反射してて、私たちは光の中に包まれました。

20160603_kitahama02

20160603_kitahama

川からは、爽やかな風が吹いてきます。
・ ・・なんていうか、光と風と、空と、水に包まれて、うっとりしちゃって、言葉も少なく、
「もう、このまま何も頼まず、ぼーっと過ごせるね。」
というかんじ。

大阪の市内だということを忘れ、今も目を瞑ると、光と風の感覚が身体中を包み込みます。

さて。しばし、ぼーっとして、写真などを撮り。

「ご注文は?」

とお店の人に催促されながら、飲み物と、新玉ねぎの前菜、ジビエ料理などをオーダー。

ちなみに、キリンビールのハートランドがやっぱりおいしい。
思いっきり余談ですが、最近、おうちで飲むビールもハートランドに変えました。(酒屋さんで注文すると、無料で配達してくれるし、空き瓶も引き取ってもらえるから、エコだし、本当におすすめ!)

お喋りをしながら、
「そういえば、あそこでイタリアン食べたね〜!すっごく美味しかった!」
と、話題が及び、言われると蘇ってくる。その景色。

何を食べたか、とか、何を話したか、とかは覚えていないんだけど。
赤いギンガムチェックのテーブルクロスが敷いてあって、地元の人に愛されている家庭的な雰囲気のレストランの空気に包まれながら
「すっごく美味しい」
「すっごく楽しい」
っていうイメージが、蘇ってきて、とっても幸せな気持ちになりました。

20160603_kitahama04

そういう風に「食事の風景」を思い起こすと、
大学の帰りに、小ちゃな焼き鳥屋さんで、みんなで肩寄せ合った思い出とか、上京時に父が運転する車の中で食べたおむすびと、眩しかった朝日とか、
手術前の誕生日、ともだちが駆けつけてくれた日本酒のお店で、ふいに現れた誕生日ケーキとか、
中華レストランで果てしなく続くおしゃべりとか、
鍋パとか、
断片的に、いろんな食事の風景が思い出されます。

誰かと「食」を分かち合いながら、
本当に分かち合っているのは「時」だったり「喜び」だったり「感動」だったり。
食があって、笑顔がある。

「何を食べたか」以上の「食事の風景」っていうのがあって、
「ごはん」は身体の栄養以上に、心の栄養であり、ご馳走なんだなぁってことを、しみじみ感じた夜でした。

みなさまの食事が、今宵も素敵なものでありますように。

SNSで食事の風景や、食べたものの写真をアップする人は多い。私もごはんの写真撮るの大好きです。
「この嬉しい気持ち、美味しさ、空気感を、残しておきたい!」って気持ちなのでしょうね◎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です