時間の尊さは、命の尊さ。ひとの時間をつかうときに、心掛けたいこと。

Posted on Posted in ナム哲学, 日々の徒然

先日の打ち合わせで。
デザイナーの杉本さんが、パッケージのデザインを担当されたお菓子をお土産に持ってきてくださいました♡
米粉のクッキー。
何かいただきものをしたときは、まず最初に神棚へ、、、と思っているのですが、
ついつい、バリっと開けて、一口食べてから気がつく、食い意地の張った、ナムフォトちゃんです。

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さてさて、余談はさておき。

「この人、こんなに忙しそうなのに、こんなに色んなことをやってのけて、実はコピーロボットがいるのかな?」と思うような方って、周りにいませんか?

例えば、本当に素晴らしい事業を展開されている、経営者の方など。
そういう方に限って、何か連絡をすると、光陰矢の如しっていう早業で返信をいただけたりします。ジャッジがとても早くて、びっくりぽんです。

きたボールをすぐに打ち返さないと、もうボールがあったことすら忘れてしまう。タスクを重ねておくことの、危険性がある。そういったことだと思います。

実は、ナムフォトを立ち上げる前。まだ「会社にしようかな?どうしようかな?」と悩んでいるような頃に、尊敬する経営者の方へご相談に上がろうと、連絡を取らせていただいたことがあります。

「ご相談に伺いたいです。」とお伝えしましたところ、
「相談には応じられません。(ゆっくり会ってお話する余裕はとてもじゃないけど持ち合わせておりません。恐れ入りますが)相談っていうのはどんな内容でしょうか?要件があれば、メールを送ってください。(そうすればお互いに時間を有効活用できますよね?)ビジネスのお話だったら大歓迎ですよ〜」といった内容のお返事をいただきました。

とても人望の厚い方でしたから、私が相談したいと思ったということは、その方に相談したい方、大切な話がある方、事業についての諸々の話など、私のほかにもお話したい方がいるのを想像することは容易だったし、ハッキリそう伝えていただけて、本当によかったなぁと思いました。

その方が、命をかけて、ご自身の事業に取り組んでいるのは、想像に難くない、つまり、めちゃめちゃ命をかけて邁進している様子が、ありありと目に浮かぶため、いやな気持ちが起きるどころか、「こんな風にして、時間(命)を大切にしているから、これだけの若さで、これだけのことを成し遂げていらっしゃるのだなぁ。」と、とっても勉強になりました。

その後、メッセージやメールのやりとりで、伝えたいことをお伝えし、的確な返答をいただけました。

相手の土俵に自分がいるわけではない場合、こちらが望んでも、振り向いてもらえない場合があります。恋愛でもそうかもしれませんね。

でも、土俵下からぴょんぴょん飛び跳ねてアピールしようにも、やはり、土俵の上で戦っている人には、「場外」のできごとで。

その方にとっては場外と思しき、私がいた場所は、私が取り組むべき土俵がありました。
「いつでも、命をかけて、ぎりぎりまで戦ったりがんばるのがよい」などと言いたいわけではないですが、お互いにとっていい時間を過ごすためには、相手の命が何につかわれているのか。そこへの尊厳や配慮は欠かせないものだなぁと、しみじみと感じました。

ビジネスの間柄に及ばず、会うだけで嬉しい友達や恋人、家族の場合でも。

相手が、育児で忙しいお母さんの場合でも。
やはり、24時間のうちの多くの時間を、赤ちゃんや、子供たちのお世話のためにつかっているわけですものね。

試験前でがんばっている友達も。
ハネムーンを思いっきり楽しむために、準備に余念がないお姉さんも。

どんな相手でも、「約束をして、実際に会う」というのは、相手が時間(命)を使ってくれていることには変わりないですから、本当に感謝すべきことだし、だからこそ、嬉しい時間になるんですよね。

ちなみに「ご相談に上がりたいです」ともちかけたときに、
本当にみなさん忙しいだろうに、時間をつくってくださった経営者の方々もいました。
・・・なんていうか、皆さんから感じたのは「おっしゃ、そんなに言うんだったら、助けてやろう」という「愛」のほか、何ものでもない。

「時は金なり」なんて、ことわざがありますが、いやいや、「時は愛なり」ってかんじでしょうか。

結局会わずじまいで要件を終えてしまった方とは。
また、いつか生きているうちに、何かでご一緒できればいいなぁと、とても楽しみにしています!

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