「写真スタジオ、オープンしたんです♡」とお話させていただくと、
女性のみなさまには、
「ヘアメイクとかもやってもらえるのですか〜☆」と、キラキラした瞳で聞かれたりします。
そうですね、ヘアメイク専門の方をご紹介したりはできます!もちろんですよ〜!っと、、、その前に。
写真にキレイに写るために本当に必要なのは、本当に、本当に、非日常的なヘアメイクでしょうか?
っていうか、そういう人に限って、めちゃそのままで美しいのですが!!
「細く撮ってください!」
「シミ、しわ、ほうれい線は消してください!」
「加工してください!!」
ついつい、冗談半分で言ってしまうんだと思うけど、
いかに普段目にしているテレビ、雑誌に出てくるモデルのような女性が「良いもの」とされているか、いかにその価値観が刷り込まれているか、そうではない自分は、写真に残しても価値がないと思い込んでいるのか、、、が、端的に現れる言葉だなぁって思います。
いや、気持ちはわかるんだけど!
マスコミの弊害っていうか、知らない間にそうなってるんですよね。。
もちろん、ヘアメイクばっちりで美しいのは、女性にとっては嬉しいこと!
もちろん、お腹が出てるより、引っ込んでる方がかっこいい!
目も大きい方がいい!
・・・だけど!!
他人を見てて、条件なしに「素敵だなぁ!」って思えるのは、
その人の、本当にとびきりの笑顔だったり、しますよね。
ほんまもんの笑顔は、みんな美人。
私は表情フェチで、
相手の眉ががちょっぴり動いたとか、
鼻の下が1ミリ伸びたとか、
目が陰ったとか、
今、すごく安心したな、とか、
あぁ、今無条件に嬉しいんだろうなぁ、とかとか。
そういう心の動きに敏感でして、、、
「気にし過ぎ」って言われることもあるのですが、
特別気にしているわけではなく、ただ、淡々と、見えてしまうのでした◎
なので、人の写真を撮らせてもらうときは、
「その人が、100%安心して、自分自身と一緒にいること」を目標に
シャッターを切っていくので、限りなくこちらもリラックスしているように心がけるのですが、、、
「キレイに写らないと困る!」というように、カメラの前で他人からの視線を意識している人や、
「これが、キメ顔だから!」という風に、表情をつくりすぎる人や、
たまに息止まっちゃってる人や、
また
「私は写真写り悪いから。」
・・・というように、頑なに「写真写りが悪い自分」の中に閉じこもってしまっている人は、
(きっと、出来上がった写真を見て、自分に自分で失望しないためなのかな?と思いますが)
撮影にお時間かかりまーーーす☆
どんな人も、リラックスできるようにお声かけしたり、あとはポーズ変えてもらったり、のびをしてもらったり、また、最初は緊張していた方もカメラの前に居ることに少しずつ慣れて、素が出てきたりするので、お待ちしていますが、ただ、写真を撮るも写るも、気力体力消耗するので、サササッ!と撮影したいところ。
こちらも、瞬時にその人の内面に踏み込めるように、そこは、こちらの人間性も試されるし、相性もあるし、声かけもさせてもらうのですが。
カメラマンの声かけっていうと、アレですよね。
「アレでしょ?お〜!いいね、いいね〜!!かわいいね〜!!!って言いながら、脱がせていくやつでしょ?」
とかって、何度言われたかわかりませんが 笑
ほんまの心の中はこんなかんじです。
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服は着てても、着てなくてもよいのだ。
とにかく、心のパンツを脱いでくれ〜。
そうすると素敵に写るんだよ〜!
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と、そんなかんじです。。。
でもまぁ、そうだよね。そうだよね。
モデルでもなければ、自分の写真をバッシャン、バッシャン撮られることもないものね。
緊張するよね。変に写ってたら、いやだよね。
それだったら、はじめっから変顔しちゃうこともあるよね。
照れ隠しに、平静を装ってスキマをべらべら言葉で埋めてしまうこともあるよね、そうだよね、そうだよね、、、、、
ってことで、ナムフォトでは、写真を撮る前に、心の準備ワークをしていただきます☆
- 心のパンツを脱ぐ
- パンツ脱いだところで、パシャっと撮影
もう、紛れもない、美しいあなたが写ります。
私じゃなくてもいいのかもしれない、カメラマンは。
がーーーーん。。。ってならないように、
私も「光」(ライティング)と、準備ワークを気持ちよく受けていただけるように、せっせと準備させていただきます。
脱ぐの手伝うけど、最後に脱ぐのはあなたです♡
こちらは、「打ち待ち」の阪神ファンですね。
そしてこちらが、パンツ脱いで待ってる人ですね。
それにしても、モデルさんのすごいところは、
カメラマンの求めているテンションや、表情、感情へ、瞬時にスイッチオンできるところです。
しかも、ポージングもばっちりで、自然。
ちゃんと生きている、動いている中でできてしまうのですね。
カメラに対して、どう立ったら美しく見えるか、経験値として、刷り込まれているのですね。
「えっ!1枚目でぜんぜんOKなんですけど!っていうか、NGカットないんですけど!本当に素晴らしいなぁ!こりゃ、誰が撮っても、いい仕上がりだよ!私じゃなくてもいいのかもしれない、カメラマンは。がーーーーーん。。。」
って思ったことがあります。
がーーーーーん。
でもまぁ、好きだから、撮ります。
今だから撮れる写真ってのがありそうで、ワクワクしています◎
One thought on “写真にうまく写るコツってなぁに? 《その1》心のパンツは、自分で脱ごう。”